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運動イメージ
運動イメージは人間の動作にとってとても大事なものです。歩けなくなった脳卒中の患者さんの中には歩行動作のシーンを見せて歩行動作のイメージトレーニングをしただけで歩けるようになる方もいます。運動イメージができないと人間は動けないと言ってもいいです。
感覚低下、高次脳機能障害の方の歩行訓練のケースのリハビリ
脳卒中で感覚障害や高次脳機能障害がある方の歩行時の下肢の使い方は健常者が想像できないほど適当に下肢を動かしていしまっています。下肢の足趾がどこにあって甲がどこにあって踵がどこにあって、つま先を持ち上げて足を上げてというようなイメージは全く飛んでしまっているケースが多くあります。
そのようなケースではまず下肢の位置覚の訓練をします。(完全に感覚が脱失してしまっているケースでは不可能ですが、注意力が低下しているケース等では学習によって感覚の向上がみられます)その後動作イメージの訓練をします。高次脳でイメージが難しいケースでは簡単な2点(例えば母趾と踵等)をイメージして歩行の中でその2点を動かすイメージをしながら歩く練習をします。その様な練習で共同運動パターンが減弱し動作が改善したケースが多くありました。
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