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寝たきりがなぜいけないか? 寝たきりの方のリハビリの重要性
人間は動いて正常な状態を保っています。寝たきりでいることが様々な弊害が生じます。まず人間は動くことで重力により体を感じています。動いて腕が床方向に引っ張られることで腕を感じているのです。これを放っておいて長い時間経過すると自分の体が徐々に分からなくなっていきます。自分の手も足も分からなくなってしまうのです。寝たきりの方で、下肢が屈曲したまま拘縮してしまった方を見たことがあるのではないでしょうか?これは自分が力が入っているのかどうかも分からなくなった状態が進行すると、下肢を強く屈曲したままの状態になり、やがてはこのような状態へ進行します。また私は今まで自分の指をかみちぎってしまった人を何人か見ました。それほど自分の体が分からなくってしまいます。
また、病院に勤務された方なら見かけたことがある方もいると思われますが、寝たきりの患者さんが「溺れる」言っていることがあります。あれは寝たきりによって自分の体のどちらが天か地かもわからなくなり自分がどのような姿勢なのかもわからなくなり、あたかも溺れているように感じてしまう状態なのです。
寝たきりの方のリハビリ
先にも書いた通り人間は重力で体を感じているので可能な限り(リスクがあるかどうか)いろいろな姿勢をとることが大切です。左右寝返り、起き上がり、座位、立ち上がり、立位。これらが進むにつれ体の認識も向上し、脳の覚醒も上がります。
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