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作業療法士によるリハビリ

東中野リハビリ

​パーキンソン病

​パーキンソン病は進行性でリハビリにとって一番厄介な病気ではないでしょうか。しかし、やはりリハビリをやるとやらないでは症状の進行に大きな差があります。

振戦、固縮、無動、姿勢反射異常とよく言われますが全身の筋緊張が異常に高くなるために全身の感覚が低下していしまうことがとても問題となります。

一つ朗報として近年様々なパーキンソン病薬が開発されています。私の患者さんの中にもいろいろな薬を試し、ある新薬で劇的に動きが良くなった方がいました。しかしいろいろな新薬を試してくれるドクターは限られています。パーキンソン病の名医を探すこともこの病気では大切でしょう。

また、これまでのパーキンソン薬ではONーOFF現象というものがあり薬が効いていてよく動けるときと全く動けなくなる時間が存在します。それを考えて生活することも大切です。

私の経験則ではパーキンソン病は精神的影響も大きく作用します。失敗すると思うと体が動かなくなる。そんな光景を何度も見ています。そのため私は成功イメージ訓練も取り入れています。

​パーキンソン病における注意障害

パーキンソン病は身体の柔軟性が著明に失われることによって注意障害が引き起こされます。どのような関係があるの?と思うかもしれませんが、実は人間の身体は通常分からないくらい微細に揺れています。それによって近くのものは小さく揺れ、遠くのものは大きく揺れることによって物の距離感を認識しています。パーキンソン病になるとそれが著しく損なわれるため物との距離感がつかめなくなります。

 医療従事者ならばパーキンソン病の方が怖くて車いすからベッドに移ることに躊躇するような状態を見かけたことがあるのではないでしょうか?それはどれぐらいの距離があるか分かりずらいことから恐怖心が起きています。そして、怖さから大分距離があるところからいきなり飛び移ろうとするという様な行動も見られます。

​パーキンソン病のリハビリ

​・LSVT BIG

パーキンソン病のリハビリとして行われていますがパーキンソン病は大きな動きができなくなるため大きな動きを意識するプログラムです。しかしながら、パーキンソン病は極端に感覚が低下し体をどれくらい動かしているか分からなくなる疾患のため、感覚にアプローチすることが大切となります。

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