top of page
  • Black Instagram Icon

作業療法士によるリハビリ

東中野リハビリ

​腰痛について

腰痛には慢性腰痛、急性腰痛症(ぎっくり腰)等があり、原因は様々です。
ぎっくり腰と言っても実はなるべくしてなっている人がほとんどです。日頃の悪い動作の蓄積が何かのきっかけでぎっくり腰として現れます。私の周囲でもぎっくり腰はよく見られます。うちのスタッフもこの間ぎっくりとなりましたが、その人は日ごろから腰の回旋をほとんど使わず高いところから急激に足底を下す歩行となっていました。それでは常に地面からの衝撃を腰で受け続けています。その様な人は何かのきっかけでぎっくり腰を発症します。

​急性腰痛症

腰痛の原因筋は多岐にわたります。

 原因筋        どんな時の痛み?

 最長筋、腸肋筋      伸展時

 多裂筋        屈曲時?  腰部奥

 腰方形筋       側屈時  

 大殿筋        立ち上がり、屈曲時

 腸腰筋        屈曲時

​腰痛の原因

​腰痛の原因は歩行訓練の項でも話しましたが歩行の姿勢、立位姿勢の影響が最も大きな要因の一つです。歩行時の脊柱は回旋に使うことが効率、負担の面から大切です。それが崩れることは腰痛の一因となります。

 その他、股関節の可動域制限、ごく一般的なかがんだ姿勢の取り過ぎ、座位の取り過ぎ、重いものの持ち過ぎ等があります。股関節の可動域制限も大きな要因ですが人間は座っている時間が長いために股関節の前面の筋が短縮する傾向にあります。そして股関節が縮むと立位姿勢が崩れてくるため、頑張って背筋を伸ばそうとするとよく言う「反り腰」という状態になります。この状態は背筋を常に使った状態となるため腰痛の要因となります。

​ 人間の腰痛にはこれらが単体では起きておらず、複雑に絡み合っているためその原因を見定めることが大切となります。

​また腰痛の方は痛くて腰部を動かさず固定するようになると腰部の感覚は徐々に低下します。そのようになってくると自分の腰の姿勢も分からなくなり、腰の使い方も分からなくなってしまします。腰はバランスの要なので使えなくなると急激に動作能力が低下します。

​腰痛のリハビリ

まずは痛みの部位を特定することが大切です。そこから痛みの原因を探ります。姿勢が悪いのか?体の使い方が悪いのか?それがある程度わかったら、日常の管理等を指導します。

セラピストとしてはその部位の緊張を徒手的に落としてあげることも大切です。また痛みの部位が特定されるだけで本人の緊張が低下し痛みが大分改善することもあります。

​アクティブの腰痛のリハビリはまずできるだけ安定した姿勢で動かすことから開始します。その方が患者さんが怖がらず緊張しないからです。安定した姿位で少しずつ腰を動かすことから開始し、少しずつ動かすことに慣れてもらいます。慣れてきたら徐々に負荷を増加し、次にはより不安定な姿勢へと移行します。腰はバランスの要なので不安定な姿勢で使えるようにならないと役割を果たせません。最終的には動作の中で腰部を適切に使う練習。歩行の中で腰部を使う練習とステップアップしていきます。

bottom of page